日常での些細な抵抗を始める方法
フェミニズムを学び始めてから私が始めたことが、日常の中で些細な抵抗をすることです。
社会に対して自分ができる小さなことから抵抗していくことは意味がないように見えるかもしれませんが、その一歩が大事なのです。
今回は私が考える小さな抵抗が生み出すものと、その方法についてシェアします。
小さな抵抗の意義
マイノリティに寄り添うことができる
想像してみてください。
あなたはゲイやレズビアンであり、それを職場にはカミングアウトしていない。たまに「彼氏/彼女はいないの?」「なんで結婚はしないの?」といった言葉を投げかけられたり、同僚が「同性愛者ってなんで結婚にこだわるんだろうね~。いや別に偏見はないけどさ~」なんて言ってきたりする。
そういう小さなことに傷ついているときに、ある同僚の名札にアライであることを示すバッジがある。
アライ・・・自身はLGBTQではないが、LGBTQの活動を支持、支援している人のこと
そのバッジをみたとき、あなたはほっとすると思いませんか?
その人にカミングアウトするかどうかは別として、理解者がいるかもしれないというその事実は幾ばくかの安心材料になると思うのです。
この異性愛主義が蔓延る社会で孤独感を感じている人に、「味方はいる」と感じてもらいたいのです。
「ニュースの中の話」を「身近な話」に変える
また、「ニュースの中の話」であったことが、「身近なこと」になる効果もあると思っています。
同性婚などの性的マイノリティに対する差別、女性差別、人種差別、戦争・・・
これらのことは、”普通”の人にとっては「ニュースの中の話」であり、自分には関係がないこと、自分の周りにはそんな人はいないと思いがちです。
そんな人たちに、「いや、これは私に関する話である」と示すことは重要です。
あなたの周りにもマイノリティはいて、日々闘っている。あなたの周りにも戦争に関係していることはあって、少しでも声をあげる人達がいる。
日本人はただでさえ政治に関心がないと言われています。
水に投げ込まれた石が波紋を広げていくように、私たちがその発生源となるのです。
小さな抵抗の方法
私が実際にやっている小さな抵抗について紹介します!
名札や鞄にバッジをつける
今はネットで「LGBT バッジ」等で検索をすれば、多くのグッズが販売されています。どれもどれも本当にかわいくてしびれるものばかりです。私も今までに5つほど購入して、職場の名札につけています。
販売をしている個人・団体の中には、売上金額のいくらかを支援団体等に寄付している人たちもいるので、そういった点も含めて自分がここで購入したいと思えるようなところで購入すると満足感が高くなると思います😊
スマホの裏にステッカーを入れる
バッジは普段つけないしレベルが高いな~と思われるかたは、スマホを活用してみるのはどうでしょう。
私は透明なスマホケースを利用していますが、そこに3つほどステッカーを入れています。
2つは東京プライドパレードで購入したもの。1つは手作りしたステッカーです。
ワードで5分ほどで作った簡単なものです。

こんなに簡素なものでもインパクトは大なのでぜひ挑戦してみてください。
署名をしてそれをシェアしてみる
これは少し難易度が高いかもしれませんが、効果は絶大です。
インターネットを除けば、様々な社会問題に対して活発に署名活動がされています。
私も最近性的なネット広告のゾーニングに関する署名を行いました。
世界最大のオンライン署名サイトである「Change.org」では多くのジェンダーやLGBTQだけでなく
環境や政治に関することなど本当に多くの署名活動が行われています。
ニュースや日常生活において何か違和感を感じたら、それに関する署名をしてみることをお勧めします。きっとその問題により深く関わる契機になりますよ

あなたの行動は決して無駄じゃない
最初の一歩はハードルが高く、その一歩は社会全体から見たら無いものに等しいかもしれません。
しかし社会はその一歩一歩から変えていける、変えてきたのだと確信しています。
一緒に頑張りましょう!
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